「賃貸でも我が家」 ~積極的賃貸派の印象に残るインパクトづくり~
なぜ、空室がきまらないのか?とお感じの方は最近多いと思います。築年数が経過しますと、築年数が浅いライバル物件も増えてきます。立地によっては供給過多で入居者の“取り合い”になって入居者・仲介業者双方に「好条件」を提示し、やっと決まったといったケースも多いです。ここで今一度ご自身の物件を入居者の気持ちになって空室案内された「目」で再点検してみてはいかがでしょう。セールスポイントが発見できるよう、短所を消せるようなヒントを探してみてください。買える資力はあるけど、あえて賃貸を好む「積極的賃貸派」の印象に残るインパクトづくりを心がけましょう。
集合ポスト
現地に到着してまずエントラス。ここで集合ポストがロックなしの南京錠だとおそらくお部屋の中も想像がついて、回れ右で次の物件へ~。A4封筒が入るダイヤル錠タイプへの交換がオススメです。最近はカラフルな集合ポストも増えていますので、オシャレな商品選定をされてみてはいかがでしょう。
宅配ボックス
最近、入居者の人気設備ランキングでも上位に入っている宅配ボックス。Amazonを代表とする通販会社と宅配会社との関係で再配達が有料化になる恐れもあります。エントラスがないハイツタイプの物件向けにも雨濡れ大丈夫な商品も出ています。少々お値段がはりますが、導入の価値は十分あります。戸数の1/3以上の扉数が目安です。
防犯設備
防犯カメラもひと昔前よりも安価で「クラウド型」で本体HDを設置しなくていいタイプがあります。最低限、録画機能付きインターホンの導入を検討しましょう。
玄関ホール
やっと玄関です。排水口トラップからの“匂い”に気を付けましょう。玄関収納は多いに越したことはないですが、スペースがとれない場合はいっそのこと腰高シューズボックスを撤去してオープン稼働棚を床から天井まで設置するのもアリです。カフェ板などオシャレな棚板を使用し、安物感が気づかれないよう注意が必要です。
水回り設備
案内でまず見る個所が水回り設備です。キッチン浴室トイレ、すべての更新は予算が厳しいので、一点豪華主義でいくならキッチン。吊戸棚を撤去して解放感を演出。引き出しタイプは諦めてもトップ材は人工大理石です。
アクセントクロス
お部屋の1面を1000番台クロスを採用することは多々あるかと思います。色柄の選定は悩みますよね。ご入居いただきたい年齢層をイメージして、決してとんがりすぎないよう注意が必要です。写真のように壁は白のままで天井を木目調などにするとインパクトがありますので、ご参考にしてみてください。
「ご入居者の客層イメージを膨らます」
以上、一例をあげてみましたが、正解はありません。内外装設備以外にも、「立地」「賃料設定」「ライバル物件」などの複合要因によって成否が決まっていきます。ご自身の物件を客観的に見つめ直すには、「仲介業者にマイナス要因などを聞き出す」「最新の新築物件を見学する」といったことをすれば、より具体的に見えてきます。新築物件の見学が難しければ、ハウスメーカーの展示場見学もオススメです。受付でアンケートを書かずに、見学したい旨を伝えればいずれかのメーカーは見学できるでしょう。最新設備を見て触って実感することでご自身の物件との比較ができますし、費用・予算・優先順位が見えてきます。
リビルドホームでは、それぞれの物件について個別に空室再生アドバイスを行い、またリフォーム・リノベーションのお見積りについてのご依頼もお受けさせていただきます。ご相談是非おまちしております!!